この事業について

 NPO法人まちぽっとは、市民参加による持続可能な市民社会づくり、豊かな地域社会づくりの推進を図ることを目的として活動しています。地域社会に住み・暮らす多くの市民の参加のもとに、生活者・市民の視点から地域のさまざまな課題の解決に向けた公共政策や社会変革のための提案を行い、さらに実践していくことを目指して活動しています。

 そのような中、市民・預金者の財産である休眠預金等を活用して公益的な活動を進めようと制度化された「休眠預金等活用法」にもとづく資金分配団体として参画して、全国のさまざまな地域活動する市民団体への資金や活動の支援、協力を行い、地域社会を強くするため「市民社会強化活動支援事業(Pecs)」としてその取組みを進めることとなりました。

 昨今、人と人のつながりが薄れ、孤立する多くの人が存在しています。全国で約1412万世帯が一人暮らしの世帯であり、そのうちの約600万世帯が高齢者世帯です。また、小・中学校における長期欠席者は21.7万人を超え、いわゆるひきこもり状態にある人は15歳から39歳で約54万人、40歳から64歳では約61万人存在するとされています。さらに、さまざまな生活の課題を持つ多くの人は、単一な課題ではなく複層的・複合的なケースが多く見受けられます。

 これらの社会課題を解決するためには、地域社会での人と人とのつながり、組織と組織のつながり、そして自治体など公的な機関と民間団体とのつながりが必要であると考えます。そのつながりが地域課題の掘り起こしや課題解決を進めるために重要であり、その取組みにより地域社会の強化が図られるのではないでしょうか。休眠預金等交付金を活用し今回の助成活動を通じて地域市民社会の強化をめざし、そのための仕組みづくりや制度の改善なども中長期的な目標として本事業に取組みます。

休眠預金等活用法とは

NPO法人 まちぽっと

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