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2022年度東京都予算の概要と課題
伊藤久雄(NPO法人まちぽっと理事)
本稿は2月8日に開催された漢人都議会議員の勉強会に招かれた際に使った資料を、若干修正したものである。資料のように、通常は新年度予算から始め、必要があれば最終補正予算に言及するのだが、今回は最終補正予算から始めている。これは、コロナ禍の東京都財政はかつてない補正を繰り返し、しかも小池知事の専決処分が繰り返されるなど、課題が山積しており、しかもいまだコロナ禍は収束せず、したがって今年度の最終補正予算も多くの問題が含まれるからである。
2020年度から2021年度、そして2022年度予算と補正、決算は、都政始まって以来といっても過言ではない財政運営を余儀なくされている。ただし、2021年度はまだ2か月弱あり、決算認定は9月議会になる。おそらく、2022年度末あたりにはコロナ禍も収束し、3年間の財政運営を総括することが可能になると思われる(そうなることを期待したい)。とりあえず、2月16日から始まる都議会をみる1つの視点として本稿を読んでいただければと思う。
(本文)