公契約条例の現段階-中野区、都内自治体で13番目の公契約条例策定
伊藤久雄(NPO法人まちぽっと理事)
中野区が今年の3月議会で公契約条例を策定、都内で13番目の自治体となった。13区市は以下のとおり。
○ 23区-千代田区、新宿区、目黒区、世田谷区、渋谷区、世田谷区、足立区、葛飾区,
江戸川区、中野区 以上10区
○ 多摩-国分寺市、日野市、多摩市 以上3市
この13区市のうち、葛飾区公契約条例は典型的な理念条例である。その他の自治体の条例は、最低賃金下限額(作業報酬下限額、労働報酬下限額など名称は自治体によって異なる)や元請け事業者の連帯責任、労働者の権利保障、適用範囲(対象事業)、適用労働者、第三者機関設置などを備えている。
また日野市公契約条例は昨年度(2021年度)までは業務契約は適用外であったが、日野市も令和4年4月1日より、廃棄物収集・運搬・再資源化業務、子育て支援業務、学校給食業務の3つの業務委託に条例適用を拡大した。
なお、昨年11月21日に「公契約条例の制定に向けて-現状と課題」と出した一文を「まちぽっとリサーチ」に掲載しているので、合わせて読んでいただけたらと思う。
本文⇒こちら(pdf)