手話言語条例 東京都が都道府県で34番目に策定
伊藤久雄(NPOまちぽっと理事)
都議会は6月議会最終日の15日、都道府県で34番目になる手話言語条例を可決した。条例案は全126議員による共同提案であった。以下は日本経済新聞の報道である(2022年6月16日付け)。
『東京都議会は15日、手話を独自の言語と位置づける「手話言語条例」を全会一致で可決した。9月1日付で施行する。手話が使用しやすい環境をつくり、聴覚障害者らが安心して生活できる共生社会の実現を目指す。
条例案は全126議員による共同提案で、手話を独自の文法を持つ1つの言語と位置づけ、乳幼児からの切れ目ない習得環境の整備などを盛り込んだのが特徴だ。2021年から超党派の「ワーキングチーム」で当事者との意見交換などを進めてきた。
チームの座長を務める自民党の小宮安里議員は条例の可決成立後、「要望をいただいてきた皆様の期待に沿える内容になった」と振り返った。
この機会に、改めて条例の策定状況と課題を考えたいと思う。
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