東京都の気候変動を踏まえた河川施設のあり方検討委員会設置と東京都の河川事業の現状
伊藤久雄(NPOまちぽっと理事)
東京都は、東京都水防協議会の提起を受けて6月27日、気候変動を踏まえた河川施設のあり方検討委員会を設置。第1回検討委員会が開催された。報道発表資料(2022年06月9日 建設局)では、次のように述べている。
近年、全国的に豪雨災害が激甚化・頻発化するなど気候変動の影響が顕在化してきており、さらに、今後、降雨量の増加や海面上昇、台風の大型化等が見込まれます。
このため、将来の気候変動の影響を踏まえた都の河川施設整備方針等を検討するため、学識経験者等による「気候変動を踏まえた河川施設のあり方検討委員会」を立ち上げ、議論を開始することとしました。
報道発表資料では今後の日程などは明らかではないが、議論の推移を注目していきたいと思う。主な議題は以下のとおり。
・ 気候変動に関する最近の動向
・ 都の河川整備の検討の方向性 など
そこで本稿では、気候変動を踏まえた河川施設のあり方検討委員会の議論の行方を注視しつつ、令和4年度東京都水防協議会において示された資料から、東京都の河川事業の現状をみておきたいと思う。
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