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江東5区 高速と一般道つなぐ「傾斜路」を緊急避難先にするための課題

伊藤久雄(NPO法人理事)

 報道各紙は、大規模水害時にほぼ全域が浸水し、最大250万人が被害に遭うと想定される東京都東部の江東5区(墨田、江東、足立、葛飾、江戸川)の住民避難について、東京都や江東5区、高速道路各社は、高速道路と一般道をつなぐ傾斜路(ランプ)を緊急避難先に活用することで合意したと伝えた。
 夕刊フジのコラムに『「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」その496─島村英紀氏(地球物理学者)』も、『この5区では隣県などに早めに逃れる「広域避難」の徹底を呼びかけている。だが間に合わない場合はマンション上層階などに逃げる「垂直避難」を促す考えで、高いところを通っている高速道路への避難もその一環だ』と指摘する。
 確かに合理的に思えるが、課題はないのか。記事の内容を検討しておきたいと思う。

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