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水災害リスクを踏まえた防災まちづくりと内水被害対策

伊籐久雄(NPO法人まちぽっと理事)

 国土交通省(都市局)は2020年1月、近年の水災害の激甚化や水災害リスクの増大を踏まえ、水災害に対するリスクの評価及び防災、減災の方向性について検討するため、専門家、有識者からなる「水災害対策とまちづくりの連携のあり方」検討会(座長:中井検裕東京工業大学環境・社会理工学院教授)を設置し、第1回(2020年1月8日)から第5回(2021年3月17日)まで検討を重ねてきた。

 そして、「水災害リスクを踏まえた防災まちづくりのガイドライン」をとりまとめ、2021年5月28日公表した。本稿は、このガイドラインの概要を紹介するとともに、同じ国土交通省(水管理・国土保全局下水道部)の「下水道による内水浸水対策に関するガイドライン」類策定と、内水浸水対策の取組状況にも触れながら、今後の課題を考えたいと思う。

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