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都内の鉄道無人駅の実態と課題

伊藤久雄(NPOまちぽっと理事)

 月刊「自治総研」(通巻541号 2023年11月号)に)に松井良和氏による〔投稿論文〕『駅の無人化問題と障がい者の交通権保障による福祉の実現』が掲載されている。私もおよそ20数年前から、交通機関や道路構造のバリアフリー化に関心を持ち、バリアフリーチェック活動などを通じて、自治体や交通機関への働き掛けなどを行ってきた経験がある。

 しかし、鉄道駅の無人化問題に気づくことはなかった。確かに無人駅で「車椅子の方はどうするのだろう」と思うことがなかったわけではないが、素通りしてしまっていたことを反省しなければならないと思う。

 本稿では、まず都内の無人駅の実態をHPの検索などによって知った上で、松井氏の論文を紹介しながら課題を考えたいと思う。

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