子育てひろば(地域子育て支援拠点)について 広がりと課題
伊籐久雄(NPO法人まちぽっと理事)
子育てひろばとは何だろうか。NPO法人子育てひろば全国連絡協議会のHPからみてみよう。子育てひろば全国連絡協議会は、2007年に設立された、主に「子育てひろば」の運営に取り組んでいる団体・個人の全国的なネットワーク団体で、会員数は2024年2月現在、1465会員(団体1310・個人155)である。
子育て広場とは
子育てひろば全国連絡協議会は、行政からの受託や補助に関わらず、設立趣旨書の中では、「子育てひろば」を「乳幼児の子育て家庭に寄り添う場」として次のように定義している。
・妊娠、出産、乳幼児期の子育て家庭が気兼ねなく集まり交流できる場
・乳幼児期の子どもたちが安心して、のびのびと遊べる場
・子育ての情報を得たり、交換できる場
・親子が育ち合う仲間と出会える場
・子育て経験や体験を通じて、親同士が学び合える場
・親自身が主体となれる場、人との関係性を育める場
・子育ての悩みに寄り添って聞いてくれるスタッフがいる場
・地域のボランティアをはじめ、様々な人が子育てに関わり、社会全体で子育てを応援する
場
本稿では、特に都内の子育て広場((地域子育て支援拠点)の現状を概観し、今後の課題を考えたいと思う。
本文 ⇒こちら(pdf)
参考資料(市町村状況) ⇒こちら(pdf)
令和5年度子育てひろば事業実施施設一覧表⇒こちら(Excel)