14自治体が規制区域指定 危険な盛り土対策、東京都は7月31日指定
伊籐久雄(NPO法人まちぽっと理事)
静岡県熱海市の土石流災害を踏まえ、盛り土の安全対策を強化した「宅地造成及び特定盛土等規制法」(通称「盛土規制法」、国土交通省と農林水産省による共管法)が施行されて5月26日で1年となる。時事通信(2024年5月4日)の報道によれば、今年(2024年)4月1日までに同法に基づく規制区域を指定したのは、福島、大阪、広島、鳥取の4府県や神戸市など14自治体にとどまっている。
その中で、東京都と八王子市は規制区域を7月31日に指定する。八王子市(中核市)が指定するのは、規制区域の指定を都道府県および指定都市、中核市が行うことによる。本稿では、東京都、八王子市の指定とその経緯等から今後の課題を考えたいと思う。
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