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「よりそいホットライン」報告書「SHS相談に見る若年層の心理的苦悩」の紹介

伊籐久雄(NPO法人まちぽっとスタッフ)

 よりそいホットラインは、東日本大震災を契機として、地域社会や家族観が変容する中で、様々な生活困難を抱え、社会的に孤立している方々が増加している状況を踏まえ、こうした方々の悩みを傾聴するとともに、具体的な問題解決を図っていくことを目的に、平成23年度から実施。国の「寄り添い型相談支援事業」による補助金を受けて、一般社団法人社会的包摂サポートセンターが行う電話相談事業である。
 社会的包摂サポートセンターは毎年度、「寄り添い型相談支援事業及び被災者見守り・相談支援事業報告書」を発行している。最新のものは、今年3月に発行された「2023年度報告書」である。報告書は、相談内容などをさまざまな角度から分析しているので、発行は毎年度約1年後になる。
 本稿は「2023年度報告書」のうち、第3章「SNS相談に見る若年層の心理的苦悩-よりそいホットラインチャットの相談記録のテキストマイニング分析-」を紹介したいと思う。それは、「日本における若年層が直面する問題は多面的かつ深刻な状況」に置かれていると思うからであり、この深刻な状況を知るための背景を知ることができると考えるからである。

本文 ⇒こちら(pdf)

別紙(「よりそいホットライン」報告書 
第3章 SHS相談に見る若年層の心理的苦悩)⇒こちら(pdf