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水質基準の強化と国、自治体のPFAS検査状況について

伊籐久雄(NPO法人まちぽっとスタッフ)

 環境省は2026年4月から、PFASの暫定目標値を法的拘束力のある水質基準に格上げする。ただし、米国環境保護庁(EPA)が2024年4月、飲料水中のPFOSとPFOAの基準値をそれぞれ4ng/Lに設定したことと比較すると、水質基準は現行基準50ng/Lのままである。しかし、南足柄市のような先進的な自治体では、すでに独自のPFAS検査を実施し、水道水中のPFOS・PFOA合計値が5~6ng/Lと、暫定目標値の10分の1程度であることを公表している。
 残念ながら、私(伊藤)が住む府中市をはじめ、都内自治体の基準値は東京都も含め、国の基準値を下回わる数値を採用したところはない。本稿では、国の水質基準の動向と国、東京都、市町村のPFAS調査の結果を報告し、今後の都や市町村の対応強化を求めたいと思う。

本文 ⇒こちら(pdf)

別紙 東京都(環境局、水道局)のPFAS検査の状況について こちら⇒(pdf)