「原子力緊急事態は継続中」なのに「原発事故は終わった」かのような風潮。被災地の復興はどこまで進んだのか
伊藤久雄(NPO法人まちぽっとスタッフ)
2011年3月11日以来、日本には「原子力緊急事態」が継続中であり、原発事故のあった4基の事故炉の下にはデブリが残ったまま、いつ取り出しが終わるのか見通しはできない。それなのに世の中には「原発事故は終わったか」かのような風潮が蔓延しつつある。もちろん、それを煽っているのは政府である。
東日本大震災から16年目になる今日、福島県は「福島イノベーション・コースト」なる「復興事業」が進行し、他も岩手、宮城県も「巨大施設」や道路、堤防など目立つものばかりができる一方、過疎地などは整備工事さえ遅れ、人々の「暮らしは復興」は一向に進まない。
このような被災地の現状を、最近開かれた講演会や論文などから紹介したいと思う。
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