『気候危機の今、川とともに生きる~球磨川水害から考える住民参加型の流域づくり~』
:SJFアドボカシーカフェ第73回(22年7月16日、オンライン)のご案内
ゲストに柴田祐さん(熊本県立大学環境共生学部教授)、寺嶋悠さん(「気候危機と水害:ダムで暮らしは守れるか?連続セミナー実行委員会」メンバー)、土肥潤也さん/コーディネーター(NPO法人わかもののまち事務局長)をお迎えします。
――2020年7月、熊本県を流れる球磨川流域を記録的豪雨が襲い、犠牲者50名を含む大きな被害が発生しました。地域の住民の間ではそれでも、川と共に生きていきたいという声が根強くあります。一方、国土交通省は、流域住民からの強い反対の声を受けて2009年に中止したはずの川辺川ダム計画を、新たに流水型ダムとして復活させることを含む流域計画作りを急いでいます。このままでは、水害の詳しい実態把握や被災者の体験の検証、治水効果の課題の洗い出し、環境影響の過小評価、住民の川との共存の思いなど、多くの課題は置き去りになってしまいます。
気候変動によって予測できない豪雨災害が各地で増加する今、同じような災害は全国いつどこで起きてもおかしくありません。災害や復興について考えることは誰にとっても身近な問題です。今回、豪雨災害が起きた流域で進む治水計画や被災地の再建計画で、どのような問題が起きてしまうのかを、球磨川豪雨災害を事例にお話しします。そして、川や山と私たちの暮らし、住民参加型地域づくりをめぐる諸問題について、みなさんと一緒に考えていきたいと思います――
★詳細・お申込みは https://socialjustice.jp/p/20220716/