市民による豊かな地域社会づくりを応援します

●『「薬物依存×女性」―尊厳をもって生きていくためにケアの視点を薬物政策に―』
★参加者募集★ SJFアドボカシーカフェ第92回●

合法・違法に関わらず、薬物に依存する女性の多くは複層的な困難を抱えています。例えば違法薬物の使用で収監された女性たちは服役する以前から、ネグレクトを含む虐待、見過ごされがちな障害、貧困や社会的排除の体験、そして親密な関係におけるDVなどがもたらす痛みを、薬物を使用することで生き延びてきました。これらは、個人的な問題として片付けられがちですが、実は、私たちの社会にある多くの歪みが女性たちに反映されたものではないかと考えさせられます。
薬物依存の課題を抱える女性たちが自ら尊厳をもって生きていくためにケアは必要ですが、厳罰偏重の日本の薬物政策では、出所後の社会復帰支援は、女性が薬物依存に至った背景に適切に対応していない非現実的なもので、再犯リスクが高いままです。では日本の薬物政策をどのように改善していけばよいのでしょうか――。
当事者である女性たちの声を聞いていただきながら、塀の中と外をどのようにつなげていくのか、社会の側にいる私たちが出来ることは何かを考えます。参加者のみなさんの疑問や反応にも耳を傾け、NPO法人リカバリーはこの貴重な対話を、これからの政策提言に活かしていきたいと思っています。ぜひご参加ください。

【出演】ともさん(「女子薬物回復支援センター」修了生)
ゆかりさん(AAやNA[依存症者の自助グループ]参加中)
大嶋栄子さん(NPO法人リカバリー代表/国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所客員研究員) *基調講演

【日時】25年7月26日(土)13:30-16:00
【会場】オンライン(Zoom)
【参加費】無料
【詳細・お申し込み】https://socialjustice.jp/p/20250726/ *先着50名様